巨人石川慎吾外野手(25)が勝負強さをアピールした。5回1死一、三塁、阪神2番手の馬場の初球をはじき返した。左中間を破る先制二塁打をマーク。

3回無死一塁の第1打席は三振に倒れていただけに「1打席目を引きずらずに糧にして2、3打席目に違う姿を見せられた」と振り返った。

昨季は1軍で17試合出場にとどまり、打率1割9分2厘に沈んだ。再起に燃える今季は「去年と同じ考えだったら去年と同じ結果にしかならない。もっと野球がうまくなりたい」。キャンプは2軍スタートも、沖縄2次キャンプ途中から1軍に合流した。

原辰徳監督(60)は「すごい打球でしたね。見事ですね。チャンスで初球から思い切って振った。きっぷのいいバッティングっていうかね。非常に良かったですね」と打撃内容を評価。ここまでの1軍生き残りサバイバルについても「ファームからスタートという中でね、階段を常に彼の前においといてもどんどん、どんどん上ってくる感じがしますね」と話した。