悲劇のマウンドで“リベンジ”を果たした。巨人ドラフト1位左腕の高橋優貴投手(22)がヤクルト打線を5回5安打無失点に抑え、無傷のプロ2勝目を挙げた。2回にはプロ初安打初打点となる三塁適時内野安打も記録した。東海大菅生3年夏の西東京大会決勝でサヨナラ適時打を許し、憧れの甲子園を逃した日から1731日ぶりの神宮球場で輝きを放った。チームは5連勝で2位ヤクルトに2・5差とした。

  ◇    ◇    ◇

▼高橋が自ら先制打を放って2勝目を挙げた。ドラフト制後、V打点を記録した巨人の新人投手は66年6月26日広島戦と7月17日サンケイ戦の堀内、99年8月10日ヤクルト戦の上原、13年5月4日広島戦の菅野に次いで4人、5度目。高橋同様にV打を放った試合で全員白星を挙げている。66年堀内16勝、99年上原20勝、13年菅野13勝と、V打を放った3人は1年目に2桁勝利したが、高橋は何勝できるか。