オリックス山本由伸投手(20)が8回1安打無失点の好投も、打線の援護なく今季2勝目はお預けとなった。

初回からエンジン全開。2死で迎えた今宮への3球目に自己最速を1キロ更新する156キロをマーク。カットボールも150キロ前後を計測するなどキレ味抜群で、10三振を奪った。打たれた安打は3回無死一塁から甲斐に浴びた右前打のみ。8回にも直球が153キロを計測するなど、球威は衰えなかった。2番手の近藤が9回を3人で抑え、試合は0-0のまま延長戦に突入した。

山本は「4回までは制球が安定せず、四球を3つ出してしまいましたが、後半はしっかりと修正することができました。ランナーを出してからも、粘り強く投げることを心掛けていたことが、今日の投球につながったと思います」とコメントした。

山本は先発再デビュー戦となった3日の同カードで9回1安打無失点の快投をみせるも、勝ち星を挙げることはできなかった。