オリックスは1日、張奕(ちょう・やく)投手(25)と支配下選手契約を結ぶことを発表した。2日にも正式に登録される見込み。背番号「122」から「98」、年俸420万円(推定)。張は「令和になった瞬間だったので、びっくりしました。言われた瞬間は泣きそうになりました」と喜んだ。支配下登録の経緯について長村球団本部長は「昨年野手から投手になって、投手としての成長が著しく、ファームで頑張っていて、能力がアップしてきたことが要因です」と説明した。

台湾出身の張は福岡第一、日本経済大から強打を評価され外野手として16年育成ドラフト1位で入団。大学時代は投手経験はなかったが、昨季6月中旬から本格的に投手練習を開始した。最速151キロの直球を軸に今季はウエスタン・リーグ5試合に登板し、防御率2・19と安定感を見せていた。

張は巨人陽岱鋼のいとこということもあり、「対戦が楽しみ。今のコンディションだったらいけます」と“宣戦布告”した。今後の目標については「1軍で投げることを目標にしていきたい」と力を込めた。