楽天ドラフト1位ルーキーの辰己涼介外野手(22)が1軍に合流し、早速「9番中堅」でスタメンに名を連ねた。

4月22日に登録を抹消された後、2軍戦8試合に出場。同23日のイースタン・リーグのヤクルト戦では大下から先頭打者本塁打を放つなど、30打数9安打、2本塁打で打率3割、出塁率も3割8分2厘をマーク。打席数を重ねることで「タイミングの取り方とか(いい感覚が)戻ってきた」という打撃に加え、三木2軍監督と鉄平2軍外野守備走塁コーチから走塁面の徹底指導を受けたという。8試合で3盗塁をマークするなど「(教わったのは)スライディングもスタートも、全部です。知識が増えました」と手応えをにじませる。

平石監督も「だいぶ良くなってきている。アマチュア時代にものすごい選手でも、プロでそう簡単には打てないですよ。(大事なのは)自分のやろうと思ったことを思い切ってやること。(プロのレベルを)肌で感じて、その経験を生かせばいいわけですから。(スタイルを)貫き通してほしい」と期待を込めた。