今秋、ドラフト候補の東洋大・佐藤都志也は、初回、大学通算7号となる先制2ラン。

4番が意地の1発で勝利を呼び込んだ。開幕以来、10試合で1打点。不調の主砲を目覚めさせたのは、前日、試合後の杉本泰彦監督(59)の言葉だった。「うちはプレーベースボール。もっと遊びなさい」。4番として、主将として。その重圧から「自分が打たなきゃと思いすぎていた」と振り返る。練習では大きく構え豪快な打球を飛ばすも、試合になると自然と小さくなっていた。「力を抜いて大きくタイミングを取って打つ」野球を楽しむ気持ちを忘れない。チームを勝利に導く一打に「今日は野球を楽しめました」と笑顔を見せた。