早大は優勝がなくなったが、中川卓也一塁手(1年=大阪桐蔭)のリーグ戦初打点で法大に勝利。20日の3回戦に持ち込んだ。

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早大は第1試合で明大が勝った時点で、V逸が決まった。新任の小宮山悟監督(53)は「選手は関係なく、勝ち点を取ろうとやっていた。頼もしく感じた」と評価した。

中川卓が2回にリーグ戦初打点となる先制適時二塁打を放ち、2安打2打点。開幕から先発出場を続けたが、打率1割を切っていた。「本人が一番苦しんでいたと思う。卒業する時『さすが』と思われるだけの選手にしないと」と小宮山監督も喜んでいた。

▽早大・中川卓(2安打2打点)「野球をしてきて、ここまでヒットが出ないことはなかったです。絶対に投げやりには、ならないようにしようと。投げやりになると、この先もダメになるので。辛抱強く練習することを意識しました」