西武中村剛也内野手が本拠地で通算400本塁打の花を飾る。28日からリーグ戦が再開し、チームはメットライフドームでオリックスと3連戦を戦う。中村は通算398本塁打。プロ野球通算20人目となる快挙まであと2本塁打と迫る。「あと2本か。1本くらいかと思ってた。早いに越したことはない。(本拠地で)できれば、ね」と口にした。プロ18年目。達成すれば西武の生え抜き選手では初だ。

球団は達成時に備えて花束の準備をしており「花が新鮮なうちに決めたい」と笑った。現役では巨人阿部に次ぐ2位を走る。アーチを描く喜びも難しさも知っている中村は「あっという間に終わる可能性もある。でも1カ月でないときもある。ホームランは出るときは出るし、出ないときは出ないから」とひょうひょうと話しながら、慣れ親しんだ場所で多くのファンと喜びを分かち合うアーチを思い描いた。