日本ハムは28日、札幌ドームで巨人からトレードで移籍した吉川光夫投手(31)と宇佐見真吾捕手(26)の入団会見を行った。

3年ぶりに日本ハムへ復帰することになった吉川は「突然のことだったので、びっくりする気持ちと、また北海道でプレーできる喜びを感じました。最初に自主トレもご一緒させてもらっている田中賢介さんに、報告だけはさせてもらいました。『歓迎するよ』と言ってもらったので、しっかり頑張りたい。自分のやれることをしっかりやって、監督の助けになれるようにしっかり頑張りたい。(日本ハムファンから)『お帰りなさい』と言ってもらえるだけありがたいと思っているので、その期待に応えられるように頑張りたいです」と話した。

強打の左打ち捕手として期待がかかる宇佐見は「1つでも多く、チームの力になれるように頑張ります。自分の中ではバッティングが一番の売りだと思っているので、そこをアピールできればと思っています」と新天地での飛躍を誓った。

会見に同席した栗山英樹監督(58)は「優勝のために、どうしても必要だった。(吉川は)僕が監督になった時(12年)に、吉川が頑張ってくれて優勝もさせてもらった。何が何でも、いい野球人生を送らせるんだと、こっちの覚悟としてはチームを離れても持っていた。吉川には意外に厳しく、『お帰りなさい』とかはないからな、と。本当に覚悟して勝負しなさいと伝えたつもり。しっかりやってくれると信じている。宇佐見に関しては攻撃型のキャッチャーがウチの本当に課題だった。のどから手が出るくらいの思いがあった。本当にすぐ、戦力になってくれると信じている」と2選手への期待を寄せた。

また、背番号は吉川が「56」、宇佐見が「30」に決まった。