セ・パ両リーグ戦が再開した28日、オリックスの3年目右腕、山本由伸投手(20)が西武10回戦(メットライフドーム)でプロ初完投初完封勝利を挙げた。同学年で甲子園V腕の西武今井達也投手(21)と投げ合い、甲子園経験なしの山本は山賊打線を相手に毎回&自己最多の11奪三振。パ・リーグ防御率1位の力をみせつけ、チームを5連勝に導いた。

▼山本が毎回の11三振を奪ってプロ入り初の完封勝ち。毎回奪三振で完封勝ちは、山本同様にプロ初完封だった15年5月20日藤浪(阪神)以来となり、オリックスでは58年7月2日米田、62年5月24日足立、10年4月23日と14年4月4日金子に次いで4人、5度目。オリックスでプロ初完封を毎回奪三振で飾ったのは初めてだ。ちなみに、西武から完封勝ちした投手は今季初めてで、昨年も5月16日上沢(日本ハム)しかいなかった。