阪神高橋遥人投手(23)が自己最多の10三振を奪う好投を見せ、7回7安打2失点で降板した。

序盤から力強い直球が決まり、三振の山を築いた。5回は太田を146キロ直球で見逃し三振に仕留めると、広岡を146キロ直球で空振り三振。最後は小川を137キロツーシームで空振り三振と、3者連続で奪った。

しかし1-0の6回2死走者なしから青木、村上に連打を浴び、満塁から中村に右前へ逆転の2点適時打を浴びた。「勝負どころで粘ることができず、リードを許した展開でマウンドを降りてしまい、チームに申し訳ない気持ちです」。テンポよく抑えてきただけに、悔しいイニングとなった。

味方の援護がなくリードされたままの降板となったが、ここまで9試合に先発し防御率1・89。好投を続けながらも3勝目はならなかった。