不振で2軍調整中の阪神ランディ・メッセンジャー投手(37)が長期離脱することが23日、分かった。この日は兵庫・西宮市内の2軍施設内で治療を行ったとみられる。平田2軍監督は「足と肩が悪いみたいだからね。まだ治療の段階」と説明した。

今季は開幕投手を務めたが13試合に登板して3勝7敗、防御率4・69と不調が続いていた。7月11日に出場選手登録を抹消され、2軍でケアに努めていた。球団首脳は「検査結果もまだ出ていないし、4週間くらいかかるらしい。しかし、医学的にはどこが悪いということではない」と説明。疲労蓄積があるという。

「疲労と自信の回復を待ちます」と続けた。米国への帰国の可能性について、メッセンジャー自身が否定しているといい「(本人に確認も)していません」と球団側も否定。ただ診断が出るまで1カ月近くを要し、軽症で練習再開しても実戦登板まで時間がかかれば、1軍復帰は9月前後になる見立て。逆襲を期すなか、先発陣の柱を欠く事態に陥った。