<巨人2-4阪神>◇26日◇東京ドーム

新助っ人は「セクシー」に決める。阪神の新外国人、ヤンハービス・ソラーテ内野手は野球道具に、こだわりが強い。

スイッチヒッターは通常、耳当てが左右についたヘルメットを着用するが、ソラーテは球団に要望して2種類のヘルメットを用意してもらった。ユニホームにも注文した部分がある。ソックスをあげるクラシックスタイルに強いこだわりがあり、ズボンを短めに作ってもらった。

21日に日本に到着したばかりで、来日6日目。異例の早さでの1軍デビューを果たした。試合前の円陣ではナインの前で声だしも行い、いち早く日本野球に溶け込もうと必死だった。チームが負ければ、声だしする選手が変わるシステム。「チームが勝ったので、これを続けていくチャンスがある。全力を尽くしたい」と笑みがはじけた。

鳴尾浜ではナバーロから日本野球へのなじむ方法をアドバイスしてもらった。猛虎打線のカンフル剤として救世主の役割を託されるソラーテ。大逆襲の使者は、プレーも見た目もセクシーだ。【阪神担当=真柴健】