ソフトバンクが西武に連敗を喫し、2位日本ハムに0・5ゲーム差に迫られた。

0-0の8回、2死二塁から甲斐野央投手が山川に外角低め152キロを捉えられ、中堅フェンス直撃の決勝適時二塁打を許した。続く森にも左前適時打を許し2失点。甲斐野は「確実に実力不足。実力負けです」とガックリ。ベンチの指示は山川勝負。3ボール1ストライクから、外角低めに投げたが、抑えられなかった。

工藤監督は「西武打線を2点に抑えた。投手陣には責任はない」と責めることはなかった。この日は前日体調不良だったデスパイネが4番で復帰。先発高橋光とは今季6度目の対戦で、相性のいい上林を6番に上げ、釜元を8番先発起用したが、今季7度目の0封負けとなった。

9回に代打で二塁打を放った長谷川勇も連戦が続くため、休養を優先し苦渋のベンチスタートだった。グラシアルが参加している国際大会でキューバ代表は敗退したが、三笠取締役GMは「順位決定戦もあるそうだし、(早く戻れるかは)調査中」と、7日の復帰が早まるかは難しい。3位西武にも3ゲーム差。工藤公康監督は「明日(1日)はしっかりやりかえす」と、前を向いた。8月2日からは日本ハムと3連戦だけに、西武に3連敗というわけにはいかない。【石橋隆雄】