2日オリックス戦の走塁中に右足甲を痛め、ここ2試合欠場していた西武中村剛也が「5番三塁」で戦列復帰。同点の7回2死満塁で長距離砲らしからぬ三塁線へのボテボテ決勝投安打を放って楽天を競り落とし、チームの3位再浮上に貢献した。

相手の3点目が自分の送球エラーによるものだったこともあり「それ(決勝打)についてはちょっとコメントしづらすぎる」と苦笑いで球場を後にした。

言葉少なだった中村に、感謝の言葉を述べたのが同じベテランの栗山。栗山自身、4回に通算99号となる一時逆転の5号2ランを放つ活躍をみせ、お立ち台でインタビューを受けた。それでも「おかわり(中村)が400号を打ったばかりですから。まだ100かと」と報道陣を笑わせ「今日はおかわりのボテボテでしょ。あれがなかったら僕、お立ち台に上がれてないし。後で礼を言っておきます」と笑顔で振り返った。