阪神先発の岩貞祐太投手(28)は4番長野に手痛い先制打を浴び、4回5安打2失点で降板した。

逆転でのCS進出に向け、2・5差で追う3位広島との直接対決第3ラウンド。1勝1敗で迎え、勝ち越しをかけたマウンドを託された左腕だったが、相手先発ジョンソンよりも先に得点を許した。

2回まで無安打投球も3回。2死を取ってから連打と四球で2死満塁のピンチを招く。踏ん張りたいところだったが、4番長野に低めチェンジアップを左前に運ばれ、2点適時打となった。大事な一戦で先制点を許した岩貞は4回の攻撃で代打を送られ、64球で交代。5回からは2番手ドリスがマウンドに上がった。試合前まで広島戦は通算19戦で1勝11敗。苦手なデータを克服することはできなかった。

約4カ月ぶりの1軍登板となった9月1日巨人戦(甲子園)で先発し、6回3安打無失点で復活星。そのままローテーションを任された一戦だったが、無念の4回降板となった。