オリックスが引き分けを挟み9連敗を喫し、23年連続のV逸が確定した。

借金は今季ワーストを更新する「13」まで膨らんだ。優勝の可能性が完全消滅したことに西村徳文監督は「こうなってしまったのはいろんな原因がある」と険しい表情をみせながらも、「Aクラスへの望みがゼロではない限り、最後まで諦めないでやるしかない」と前を向くしかなかった。

悪天候により30分遅れて始まった試合。2回に白崎が無死二塁からチーム9試合ぶりとなる先制タイムリーを放つと、続くモヤが左翼越えの9号2ランで3点を先取。試合の主導権を握ったかと思われた直後だった。先発の張奕が崩れ、まさかの4失点で逆転を許した。ロッテに流れを渡し、打線も反撃の糸口をつかむことができなかった。9月はいまだ未勝利。まずは連敗を止めるしかない。