2軍調整中の阪神藤浪晋太郎投手(25)が、ウエスタン・リーグ中日戦に先発した。6回を投げ、8安打3失点6奪三振。死球1で四球は出さなかった。

試合後は投球内容に満足することはなく「良くも悪くもという感じ」。フォームなどで試行錯誤を続け「感覚的には良い感じであるところもあるし、まだまだなところもある」と話した。有効に使ったフォークには好感触で「(投球が)どうしても真っすぐ、カット(ボール)となりがちなので、その中で1つ、フォークは有効に使えた。(今日の)良かった点ではあるかなと思います」と振り返った。

今季の1軍初登板となった8月1日中日戦(甲子園)は先発で5回途中、8四死球1失点。2軍で再調整となった。その後は2軍戦で4試合に先発。前回の8日広島戦(安芸)は5回を9安打4失点3四死球。2軍降格後、今回が5度目の登板。

中日はスタメンに9番捕手の桂以外、8人の左打者を並べた。

 

◆1回

 

1番高松 カウント0-1から左飛

 

2番滝野 フルカウントから152キロ直球で空振り三振

 

3番根尾 大阪桐蔭対決。150キロ直球を右中間に三塁打

 

4番井領 初球152キロ直球で二ゴロ

 

◆2回

 

5番溝脇 三ゴロを三塁藤谷が失策。打者は二塁へ

 

6番渡辺 カウント2-2からフォークで空振り三振

7番亀沢 150キロ直球で左飛

 

8番友永 151キロ内角直球に詰まりながらも一、二塁間を破って右前適時打

 

9番桂 初球151キロ直球が引っかかり、暴投で2死二塁。カウント2-2から外角スライダーで空振り三振

 

◆3回

 

1番高松 カウント2-2からフォークで空振り三振も、振り逃げで出塁

 

2番滝野 初球を右飛

 

3番根尾 147キロ直球を捉えて中前安打。2打数2安打

 

4番井領 三遊間へのゴロで遊撃小幡は二塁へ送球し封殺。2死一、三塁

 

5番溝脇 カウント1-2から外角高め149キロ直球で空振り三振

 

◆4回

 

6番渡辺 直球を捉えて三塁藤谷の頭上を超す左前安打

 

7番亀沢 初球を三直

 

8番友永 カウント0-1から148キロを引っ張って右翼線への適時三塁打

 

9番桂 初球を三ゴロ。その間に三塁走者友永が生還し、3失点目。

 

1番高松 初球を左前安打

 

2番滝野 カウント0-2から詰まって一ゴロ

 

◆5回

 

3番根尾 フルカウントから内角149キロ直球で遊ゴロも、遊撃小幡の一塁送球が乱れて失策で出塁

 

4番井領 カウント0-2からフォークで空振り三振。6つ目

 

5番溝脇 一、二塁間へのゴロで二塁熊谷が二塁へ送球して封殺

 

6番渡辺 初球を中前安打

 

7番亀沢 カウント2-0から149キロ直球が引っかかり、右足付近へ死球。藤浪は4試合連続の与死球

 

8番友永 2死満塁、カウント2-1から内角151直球で三直

 

藤浪は5回まで77球、7安打3失点。6奪三振で与えた四死球は5回の死球1つ。

 

◆6回

 

9番杉山 カウント2-2から136キロフォークで二ゴロ

 

1番高松 内角149キロ直球を中前安打

 

2番滝野 カウント2-0から145キロ直球で二塁正面へのゴロ。二-遊-一と渡って併殺

 

7回から2番手福永が登板。藤浪は6回90球、8安打3失点6奪三振。課題の制球面では、5回に4試合連続となる死球を与えたが、四球は出さず。2軍降格後5戦目で初となる、無四球投球となった。