ソフトバンク工藤公康監督(56)が24日、今季限りで引退する巨人阿部慎之助捕手について語った。

仙台、楽天生命パークでの試合前に報道陣に囲まれ「長い間、お疲れさまでした。ケガがありながら、チームを支えるひとりとしてやってきたことを見ていましたけど、リーダーとしてすばらしい。捕手という厳しいポジションの中、よく長い間やってこられた」と話した。

ダイエー(現ソフトバンク)からFA移籍2年目の01年シーズンから6年間ともに戦ってきた。200勝達成時もバッテリーを組み「最後に抱きかかえられて、その後、腰を痛めたので申し訳ないなと思った」と笑顔で思い出を披露した。

「野球を辞めても野球界でやっていく人間なので、第2の人生も頑張ってもらいたい」と、今後も球界での活躍を期待していた。