阪神のファン感謝デーが23日、甲子園球場で行われ、選手たちが「華の甲子園出場組」と「涙の地方大会組」に分かれて対決した。

「タイガース格付けチェック」のコーナーには福留孝介外野手(42)、藤川球児投手(39)、能見篤史投手(40)、梅野隆太郎捕手(28)らが登場。最初は全員「一流プロ野球選手」と書かれたタスキをつけていたが、間違える度にランクが下がり、能見と梅野は、最後には「ただの野球好き」のタスキになってしまった。

その後もパフォーマンスがうまいファンを見つけ出す「名スカウトは誰だ!? パフォーマンスGP」や、さまざまな競技で対決する「“虎”イアスロン」などを実施し、盛り上げた。

終盤に行われた「虎トーーク!」には、糸原健斗内野手(27)、青柳晃洋投手(25)らが参加。「涙の地方大会組」の青柳は、高校時代彼女がいた人は? という司会者の質問に真っ先に手を挙げて笑いを誘った。今季はキャリアハイの9勝を挙げたが、「来年は10勝したい」と明確な目標を掲げた。

「華の甲子園組」の糸原は、開星高校時代に甲子園に出場した時の映像がビジョンに流された。左中間への大きな当たりを放った当時の糸原はガッツポーズをしたが、相手の好捕に阻まれて試合終了。直後のあぜんとした表情に、球場が笑いに包まれた。「入ったかと思ったんです」とトークショーの終わりにも再びその映像が流れ、「虎トーーク!」のMVPにも選ばれた。