阪神電鉄が、10月31日に阪神を退団した球団OBの掛布雅之氏(64)に野球振興の新ポストを用意していることが4日、分かった。

藤原崇起オーナー(67=電鉄本社会長)が大阪市内の電鉄本社で「掛布さんは非常に野球に情熱を持っておられて、いろんなことを分かりやすく話していただく。野球をどう若い人たちが、知らない人たちが興味を持っていただけるかは我々も非常に大事」と説明した。職務の開始時期や内容は今後決めていく。チームの現場ではなく、本社内でのアドバイザー的な役割も担う方向だ。88年に現役引退した掛布氏は、13年10月からGM付育成&打撃コーディネーター、16年から2年間は2軍監督、17年オフからオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーを務め、契約満了で退団していた。