日本ハムは5日、前巨人のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28)と契約合意したと発表した。

来日1年目の今季は73試合出場で打率2割2分3厘、8本塁打、24打点。オフに巨人から自由契約になっていた。

ビヤヌエバは日本ハムを通じて「来季も日本で野球を続けられる機会を得たことに感謝いたします。ファイターズは、日本のスター選手を数多く輩出している素晴らしい球団。その一員となれるのは、大変光栄です。北海道での生活が今から本当に楽しみですし、ファイターズファンとともに戦えることを心待ちにしています。ファイターズの日本一奪還に貢献できるよう、精いっぱい努力していきます」とコメントした。

栗山英樹監督(58)もコメントを発表。「ビヤヌエバ選手の加入は、今のファイターズが持つ課題にピンポイントで効力を発揮するものと思われます。今季の打撃成績は、ビヤヌエバ選手本人にとり不本意なものだったに違いありません。しかし、それが必ず飛躍への糧となると信じています。MLB時代から彼のプレーを何度も目にしていますが、なんといってもパワーが魅力。三塁の守備も安定しており、安心して任せることができると思いますし、新たな環境で、ファイターズの一員として彼本来の力をフルに出し尽くしてもらいます」と期待した。

◆クリスチャン・ビヤヌエバ 1991年6月19日、メキシコ生まれ。メキシコ・ハリスコ州第25共学校出身。08年にアマチュア・フリーエージェントとしてレンジャーズと契約。カブスを経て、パドレスに移籍後の17年9月18日にメジャーデビュー。18年には110試合に出場し、20本塁打と活躍した。巨人でプレーした今年は、11月にメキシコ代表の4番としてプレミア12にも出場した。180センチ、95キロ。右投げ右打ち。