ソフトバンク和田毅投手(38)が9日、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み現状維持の1億円でサインした。

今季は2年ぶりに1軍マウンドに復帰。6月5日の中日戦(ヤフオクドーム)で復帰マウンドに上がると、23日の巨人戦(東京ドーム)で2年ぶりの白星を手にした。巨人との日本シリーズ第4戦(東京ドーム)でも勝利投手になるなど、復調をアピールするシーズンとなった。

「(早生まれで)来年は39歳になりますが、同学年は40歳になる年。まだまだ第一線でやれるように頑張っていきたい」と力を込めた。

契約交渉の席では福岡近郊にリハビリ施設の設置や、「打高投低」となりつつある投手陣の査定評価の見直しなどの要望も伝えた。「復活はできたけど、今年は本当にいい1年とは言えない。来年は中6日で100球はへっちゃらですよ、という状態でいられる選手でいたい」と、完全復活を誓っていた。