中日ダヤン・ビシエド内野手(30)が21日、長い名古屋でのオフを満喫して中部国際空港から米国に帰国した。愛息ビシエド・ジュニア君(9)の学校や所属する野球チームのスケジュールが滞在の主な理由だったが、再来日も異例の1月上旬予定。不動の4番らしく名古屋にどっしり腰を据えた主砲に来季への期待は高まるばかりだ。

外国人選手としては異例のオフ。シーズン終了後も名古屋を拠点にトレーニングを続けながら表彰式や球団行事などに参加。ようやく帰国の途につく主砲は「子供の学校に迎えにいけたり、球団の行事に参加できてよかった」と振り返る一方、帰国期間は「2週間ほどになるけど、クリスマスも年末年始も家族で過ごせるからね」と米フロリダでの自宅生活は短期になる予定を明かした。

名古屋愛は頼もしい限りだ。今季全143試合に出場。18本塁打93打点で打率・315と安定した結果を残したビシエドは「2020年はいい年になる。運を持ってきたいね」とチームの巻き返しを予告して、束の間となる帰省便に搭乗した。【安藤宏樹】