ヤクルトのドラフト1位奥川恭伸投手(18=星稜)は13日、戸田球場でバント処理の練習に臨んだ。土のサブグラウンドで、ころがされた投前のゴロへ、小刻みなステップで近づき捕球する動きを反復した。

奥川は「ここまで細かく(ステップを)やってませんでした。土のグラウンドは(足首への負担が少なく)大丈夫ですが、人工芝で打球に強く(大股で)捕球しにいくと捻挫をするので、そういうことを気をつけながらやりたい」と言った。

昨夏の甲子園では、智弁和歌山とのタイブレークで、延長13回、14回と2度にわたり無死一、二塁からの送りバントを三封した。この日の動きもスムーズで、足の運びも無難にこなした。「一流投手はフィールディングもできます。僕は得意ではないので意識してやりたい」。プロの細かいチェックポイントを学びながら汗をかいていた。