ソフトバンクから新加入したヤクルト長谷川宙輝投手の直球が、ベールを脱いだ。キャンプで初めて打撃投手を務め中山、吉田成を相手に計46球。安打性4本に抑え「直球が持ち味だと思っている。強い真っすぐを投げることを意識した」と振り返った。

スピードガンでは最速146キロを計測したが、捕手を務めた古賀は「ガンの数字以上のスピードを感じた。昨年のフェニックス(リーグ)で対戦した時よりも良くなっている」と評した。

球団の編成部の「本当は隠しておきたかった」という言葉に、期待の大きさがうかがえる。ソフトバンクでは育成選手だった左腕。キャンプ1軍スタートは「予想外だった」というが、小学校の卒業文集に書いた将来の夢「青木選手と一緒にプレーすること」が早速かなった。青木、五十嵐らベテランが気にかけてくれており、「信じられないです。テレビや球場で見ていた選手と同じ所で野球をやっていると思うと、恐ろしい」とうれしそうだった。