18年新人王のDeNA東克樹投手(24)が5日、左肘違和感を再発し、別メニュー調整を行った。ラミレス監督が構想の一端に掲げた「左腕6人先発ローテーション」に早くも暗雲が生じてきた。

2軍の沖縄・嘉手納キャンプ。ウオーミングアップ後、ノースローで調整した左腕は、昨年の出遅れの要因となった症状の再発に「うまくいかないものですね。とりあえずはノースロー。(今後は)何とも言えないです」と表情を曇らせた。開幕については「そんなレベルの話ではない」と当面は治療に専念する。

オフは体重を4キロ減の75キロに絞るなど順調に調整を進めてきた。1月16日には横須賀の球団施設で初ブルペン。キャンプ初日の1日にもブルペン入りしたが、その後、違和感を覚えたという。

ラミレス監督は「昨年の調子が悪かった時に後戻りしたと聞いた」と説明。「シーズンを考える前に、しっかり治さないと。まずはリハビリ、治すことが必要」と完治を求めた。今季は例年より早い3月20日の開幕。今永、浜口、石田、ルーキー坂本裕哉投手(22=立命大)、桜井らとの左腕6人ローテ構想に、大きな影響が出てきた。