阪神が今春キャンプで導入している「ワンデーキャプテン制」がバージョンアップする。1日ごとに投手、野手それぞれの主将が置かれ、2人だけビジターユニホームを着用しているが、矢野監督は「もうちょっと目立つように、黄色いユニホームを作ってもらっている」と特注ユニを発注したことを明かした。

今キャンプでは、2日に野手のワンデーキャプテンとして任命された江越が特別イベント「ウル虎の夏」用の黄色ユニを着用した。矢野監督は「(発注したのは)ウル虎みたいな黄色いの。1回、江越があったけど、ああいうイメージで(デザインは)お任せしてる」という。より存在を際立たせるためのアイデアだ。

チーム方針を浸透させた案でもある。「若い選手も、糸原がキャプテン(マークを)つけているけど、それ以外は『僕らはついていけばいい』ではない。今シーズンは(スローガンに)『オレがヤル』ってのも入ってるけど、全員がそう思えたら全然違う。全員が引っ張れたら、こんないいことない。1日だけでも(ワンデーキャプテンで)先頭に立ってやることは意義がある」。特注の黄色ユニをまとった1日主将を中心に、悲願の日本一へ結束する。