中日のドラフト1位石川昂弥内野手(18=東邦)が、12球団ルーキー最速の対外試合デビューをタイムリーで飾った。7日、2軍の練習試合・沖縄電力戦(読谷)に「3番・三塁」で先発出場し、2打数1安打1打点。第2打席で初球のスライダーを右越えの二塁打にした。仁村2軍監督は「第3クールの実戦を見て(昇格を)考える」と明かし、今キャンプ中の1軍昇格も現実味を帯びてきた。

<ドラフト後の石川>

◆仮契約(11月1日)契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。

◆背番号2(12月16日)入団発表で背番号2をもらい「前の2番をつけていた荒木選手はとてもすごい選手。2番に恥じないプレーをしたい」と表情を引き締めた。

◆入寮一番乗り(1月8日)先陣を切って昇竜館に入寮。激励会の際に渡された竜が描かれた日本画を持参し「縁起がいい絵なので飾りたかった」と笑顔。

◆初打ち(同9日)屋内練習場で汗。キャッチボールとティー打撃、マシン打撃も敢行。約20分間で200球を打ち込んだ。

◆合同自主トレスタート(同11日)最後のマシン打撃までフルメニューを消化。OB山本昌氏も見守る中「しっかり練習できましたが、とても緊張しました」と振り返った。

◆いきなり15発(2月1日)2軍キャンプ初日に、57スイング中15本をスタンドにたたき込んだ。「監督、コーチが後ろから見ているので、緊張しました」。翌2日も7本の柵越え。