阪神糸井嘉男外野手が春季キャンプ中に実戦出場する可能性が出てきた。

7日から本格的にベースランニングを開始。トレーナーをともなってサブグラウンドに姿を見せると、打席から二塁まで躍動感のある走塁を披露。走塁後は撮影した映像をチェックした。ランチタイムのフリー打撃では48スイング中、8本の柵越えをマーク。その後もロングティーで力強い打球を連発するなどギアを上げた。

昨年10月には左足首を手術。リハビリから順調に段階を踏んできた。キャンプでは福留とともに調整を任される立場だが、清水ヘッドコーチは「沖縄で試合に出ようかと言ったら、本人は『いっときましょか』と言っていた」と明かした。キャンプ後のオープン戦が11試合と少なく日程も考慮しての判断だ。例年は3月中旬から出場する糸井のキャンプ中の試合出場は異例。沖縄でベストメンバーがそろい踏みする可能性がある。