阪神北條史也内野手は開幕遊撃奪取へ、連日のアピールだ。5回1死一、三塁。カウント1-2から変則右腕鈴木の内角143キロに腕をたたみ、左前適時打。7回にも中前打を放った。前日5日のプロアマ交流試合・大商大戦でも3ラン。それでも「今日は良かったけど明日からもある。結果を求めていきたい」と浮かれない。

開幕ヤクルト戦の相手先発は左腕石川だけに、開幕遊撃北條の可能性は十分ある。矢野監督は「キャンプの最後ぐらいに孝介(福留)にもちょっとアドバイスをもらったりしながらね。打撃練習の内容自体も良くなっていた」と評価した上で、木浪との遊撃争いについて「何もショートを決めているわけでもないんでね」と強調。併殺プレーの際に一塁送球がショートバウンドした場面を指摘し、「そこまで(きっちり)やってのレギュラーショート」と守備力の向上を求めた。