ソフトバンクの開幕投手に指名された先発東浜巨投手が、5回2/3を2安打1失点と万全の投球を披露した。

初回の先頭打者に安打を許した後は6回先頭打者まで15人続けて無安打(1四球)。予定球数の関係で77球で降板し、2番手松田遼が浴びた3ランで失点がついたが、内容ではDeNA打線を抑えていた。「前回の課題だった変化球を修正して、ある程度形になった。1歩前に進めたと思う」と本人も納得顔だった。

5日に工藤監督に開幕投手を告げられた後の登板で結果を残した。「今季の柱として期待されているということだと思う。覚悟を決めて、気は引き締まりました」。順当なら13日広島戦(ペイペイドーム)がオープン戦ラスト先発。「次回はもっと球数も増えるし、本番モードでしっかり投げたい」。初の開幕投手指名でメンタル面でも成長した右腕が、総仕上げに臨む。