阪神の“ファンサービス・プロジェクト”が17日にも本格稼働する。新型コロナウイルスの感染拡大でシーズン開幕が延期される中、野球以外でファンに向けて何ができるかをチームとして検討してきたが、17日以降に球団公式のSNSを通じて発信されるもようだ。

矢野燿大監督(51)は「道具のこだわりとか何かそういうのを選手が話すとか。野球少年らに(向けて)。プロはどういう手入れの仕方をしているとか、どういうところにこだわりを持っているとか」と、アイデアの一端を明かした。

近本が「スパイクだったり、バットケースですかね」と語るなど、選手も新プロジェクトに前向きだ。12日に首脳陣、選手、関係者による全体ミーティングが開催されるなど、これまで意見を集約してきた。すでに練習の様子をインスタグラムでライブ配信するなど新たな試みに乗り出していたが、本格化していく。

矢野監督は「ファンがこういうのを見てみたいっていうのを含めて、何かを(SNSを通じて)発信していきたい。開幕が始まった時に(ファンとチームの)お互いの気持ちのつながりが、より強くなっているような時間にできる可能性も十分あると思う。できることからやっていこうかなと思っています」。ファンとのつながりを重視する虎の今後の動きが注目される。