オリックス安達了一内野手(32)が15日、京セラドーム大阪での自主練習後、オンライン取材に応じた。この日は打撃などを実施。「(本拠地での練習は)気持ちいい。守備の面でちょっとまだ、球についていけていない部分があります。どんどん慣れていって。いつ開幕してもいいように、体(の状態)をどんどん上げるしかない」と話した。

自主練習の課題は打撃だという。「打撃のフォームというかテークバックを大きく取るとか。おもにそこを重点的にやりました」と明かした。追い求めるのは出塁率の向上と飛距離アップだ。「自分に求められるのは出塁率。大きいのは、そこまで求められない。出塁率であったり、ボールを長く見ることで見逃せる球もある」と説明した。その一方で、パワーも養う。

「ちょこちょこ打つバッターより、大きいのを打てた方が投手もバッテリーも嫌だと思う」

NPBは最短で6月19日の開幕を視野に入れる。安達も遊撃の定位置死守に余念はない。「143試合はできないと思う。少ない試合数でもファンの方に喜んでもらえる試合をできるように頑張りたい。プロ野球でいる以上(自身通算)1000試合は出たい気持ちはあります」。節目の1000試合出場まで残り114戦。チームの勝利を最優先に、いまは自らの力量を磨く。