最長不倒の超特大弾だ。オリックスT-岡田外野手が、同点の8回2死から一時勝ち越しとなる推定150メートル弾を放った。

「初めての感触でした。完璧過ぎて…。逆に気持ち悪いぐらい。人生一の当たりでした」

阪神エドワーズの2球目、真ん中低めに来た149キロ直球を真芯で捉えた。会心の一撃は京セラドーム大阪の7階席を越え、壁にぶち当たった。「コンパクトにバットを振っていこうと。強くたたけた。だんだん調子も良くなっていると思います」。昨季は腰痛などもあり出場20試合で打率1割2分、1本塁打。今季に懸ける思いは並みじゃない。

西村監督も「すごかったですね。あそこまで飛んだのは初めてじゃない? (初回先頭の)ヨーイドンでのヒット、(6回の)満塁での押し出し四球も良かった。(起用は)1番もあり得る」と喜んだ。【真柴健】