巨人原辰徳監督(61)が、ミスターに肩を並べた。中日2回戦に勝利し、長嶋茂雄終身名誉監督(84)が持つ球団歴代2位の監督通算1034勝に到達した。同1位の1066勝の川上哲治氏超えを視界にとらえる。原監督は長嶋監督の後を継ぎ、02年に監督の座に就いた。同年から2年間の第1次政権で157勝、黄金期を迎えた06年から10年間の第2次政権では795勝を挙げ、19年の昨季から第3次政権に入り、今を迎える。

今季で監督14年目の指揮官は、これまでリーグ優勝8回、日本一3回を達成。メモリアルな勝利にも多く携わってきた。5000勝(07年5月2日の中日戦)、5500勝(13年5月25日のオリックス戦)、そして今季の開幕戦(6月19日の阪神戦)では、プロ野球史上初となる球団通算6000勝をマークした。