レベチな大将は、日曜日にさらにレベルが上がる。日本ハム中田翔内野手がデータ通りに、蒸し暑い夜風を切り裂いた。

2点を追う3回1死一、二塁。2ボールからの3球目、甘い変化球を逃すことなく、強烈にしばいた。

「いい場面で、1本が出てよかった」と弾丸ライナーで、一時逆転となる17号3ラン。前夜放った16号2ランはホームランラグーンに助けられたが、この日は左翼席までしっかり運んだ。

初回の第1打席でも左前打を放ち、2打席で複数安打をマークした。今季は日曜日の試合で、バットが躍動している。試合前まで3本塁打を含む24打数8安打、打率3割3分3厘。本塁打、打点でリーグトップに立つなど本格覚醒した中田は、日曜日は「サンデー・レベチ」へ進化。気分よく1週間を締めくくって新たな1週間を迎えるルーティンが、印象的な活躍が多い今季の好調さを引き出しているのかもしれない。