帝京出身の日本ハム1番杉谷拳士内野手、2番松本剛外野手で先制パンチのお膳立て。

1回、先頭の杉谷が右前打で出塁し、松本が初球を犠打の構えから左前打。バスターエンドランが見事に決まって、試合開始から3球で無死一、三塁と先制機を広げた。ちょうど3年ぶりの3安打猛打賞となった松本は「本当に良い形で1点を取れた」。2人を抜てきした栗山監督は、起用の理由に「帝京高校だから」と、おとぼけ発言も「(帝京の)前田監督から言われたわけではない。偶然です。やっぱり、最後は魂なんだ」と“帝京魂”の発動に感激していた。

▽日本ハム杉谷(1回に先制点につながる右前打)「なんとかチャンスで(3番の)ハルキに回るように…『(2番の松本に)ゴウ、オレがダメだったらお前が頼む』と試合前に話していた。良い先制攻撃だった」