日本一ユニで優勝争いに箔(はく)を付ける。ロッテが10月2日から4日の西武戦(ZOZOマリン)を、日本一になった05年に着用していた「誠ユニホーム」で戦う。56試合を終えて首位と1ゲーム差の2位。総試合数の3/4を消化する10月上旬も、V戦線から脱落するつもりはない。抑えの益田は「縁起がいいユニホーム。当時、選手会長の小林雅英さんが胴上げ投手になる映像を見た。自分も選手会長として胴上げ投手になりたい」と“防波堤”としての決意を強くする。

益田はここまで両リーグトップの16セーブを記録。だが3日連続の登板は1度もない。吉井投手コーチは「勝負の時期にへばっていると本末転倒。どこが勝負かを見極めて、いける時はいってもらおうと考えている」と3連投解禁の時を見定める。シーズン終盤に向けて必ず来る正念場。誠ユニの力も借りて、守護神が腕を振るう。【鎌田良美】

▽ロッテ井上「僕はベニーさんのイメージですかねえ…。ハワイアン・パンチですよね!ベニーさんのようなパワーで勝利に貢献できる選手になりたいです」

▽ロッテ安田「当時の左打者で主砲として活躍されたイ・スンヨプさんのように、バットでチームの勝利に貢献して優勝、日本一になりたいです」