ヤクルトの新外国人マット・クック投手(29)が、4回2/3を10安打7失点(自責2)で降板した。来日初勝利は、またもお預けとなった。

初回に4安打を許し、味方の失策もからんで2点を先制された。

しかし2回以降は立ち直り、回を重ねるごとに球威も増した。コースに投げ分け、2~4回は無失点に抑えた。

打線の援護もあり、1点リードで勝利投手の権利がかかる5回のマウンドに上がったが、先頭のDeNA国吉に中前打を許すと、一気に崩れた。連打と失策がからみ5点を失い、この回を投げきれなかった。「今日は調子自体は悪くなかったですが、打ち取った当たりが間に抜けたり、ヒットになったりと不運なヒットが多く、自分のリズムに持っていくことができなかった」とコメントした。