阪神先発のオネルキ・ガルシア投手(31)が、今季限りでの引退を発表した同僚藤川の登場曲「every little thing every precious thing」(リンドバーグ)で初回のマウンドに上がった。

今季は人気曲「パプリカ」(Foorin)を登場曲としていた。1日に引退会見を行ったチームメート藤川への思いから、本人の希望で変更した。

リンドバーグの同曲といえば、守護神藤川が試合を締める際に流れるため、ファンの間では「勝利の歌」とされる。いつもは最終盤に流れるメロディーが試合前に流れ、球場の拍手はより大きくなった。

トレードマークのモヒカンを前回登板の8月26日中日戦(甲子園)から赤髪に染め上げた助っ人左腕は、6回2失点で今季2勝目。中日時代の18年から甲子園で先発した試合は12戦で勝ち星がなかったが、13戦目で待望の白星が付いた。この日も幸運を運ぶ赤色モヒカン姿で、「勝利の歌」を力に連勝を目指す。