東京6大学野球連盟は8日、都内で常務理事会を開き、今秋リーグ戦(19日開幕)を2回戦総当たりのポイント制で順位を決めることを決めた。

各大学10試合ずつ行い、勝利1点、引き分け0・5点、敗戦0点で合計点が最も多いチームを優勝とする。最多得点の大学が2大学ある場合は、全日程終了後に1試合の優勝決定戦を行う。3大学以上で並んだ場合は優勝預かりとする。2位以下の順位については、同点の場合は同順位とし、便宜上、前季上位校を上位扱いとする。

過去にも、戦前戦後22シーズンで同様のポイント制を採用した。39年(昭14)春は、早大(6勝2敗2分け)慶大(7勝3敗)が7点で並び、優勝決定戦で早大が優勝した。

1回戦総当たりで行った今春リーグ戦では、勝率制を採用した。連盟史上初めて、延長10回からタイブレーク制を導入。引き分けがないため、勝率制で行うことができた。だが、今秋はタイブレーク制は行わず、同点の場合は9回打ち切り引き分けとする。プロ野球との併用日が多いための措置で、引き分けが増える可能性があるため、47年(昭22)秋シーズン以来となるポイント制を導入する。

その他、以下の事項が決まった。

観客の上限を今春の3000人から5000人に増員。今後の状況次第で増やす可能性もある。

今春は認めなかった応援団の入場を認める。外野スタンドの左中間、右中間を使用。1大学につき100人以内とする。吹奏楽部の応援についても、基本的にはやる方向で検討している。