今秋のドラフト候補に挙がる鷺宮製作所の右腕、平川裕太投手(24=国際武道大)が8回から4番手でマウンドに上がり、好救援した。2イニングを無安打4奪三振の無失点。

「点差は意識せず、0点に抑えることだけを意識しました。調子がよかったので、三振を狙う投球をしました」と真っすぐで押してカーブ、スライダーで三振を重ねた。

昨年は真っすぐで三振をとることが多かったが、今年は変化球の精度を課題にフォームの修正、トレーニングに取り組んできた。「変化球で三振が取れるようになったのが大きな成長」と、手応えを感じている。

オープン戦では、先発とリリーフの両方で調整を重ね、9月23日から始まる都市対抗東京都2次予選では、フル稼働をするつもりだ。「大学時代も両方やっているので問題ない。今年はチームを勝たせる投球をしたい」と、ドラフトよりもまずはチームの勝利を優先。3年連続出場に導く。