オリックス山本由伸投手(22)が、先発予定の29日西武戦(京セラドーム大阪)で今季7勝目を目指す。

現在6勝をマークしており、自身初の2桁勝利も視野に入るが「ここからの残りの試合が大事なので、より良い成績を求めて頑張っていきます」と目の前の一戦に集中。自身最多勝利は昨年の8勝で「2桁勝利は今年の目標なので、何としても達成したい」と話している。

8月18日西武戦(京セラドーム)から6試合で連続QS(クオリティー・スタート)を継続。「徐々に状態が上がってきているので、練習メニューは変えず、体調管理や感覚の部分を大切にしています」と万全の準備でマウンドに上がる。

9月8日西武戦(メットライフ)では7回5安打2失点で西武高橋光に投げ負けた。「前回登板で投げ負けしてしまっているので、次は負けないように全力で抑えていきたいと思います」とリベンジを誓う。

9月は4試合3勝1敗、防御率0・93と好成績。月間MVPも視界に入るが「とにかく次の試合を勝つことが大事だと思っています。意識しすぎず、1試合1試合を大切にしていきます」と平常心でマウンドにあがる。

昨季最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕は、防御率2・63でリーグトップを走る。チームは4カード連続の勝ち越し中で、若き右腕が、さらに波に乗せる。【真柴健】