ヤクルトの先発歳内宏明投手(27)は、4回1/3を被安打8の3失点で降板した。ヤクルト加入後、最多となる93球を投じたが、勝利投手の権利には届かなかった。

4点リードで迎えた初回、1死一、二塁のピンチで広島4番松山を外角低め直球で二併殺に打ち取り、無失点でしのいだ。

しかし4-1で迎えた5回、鈴木誠に21号2ランを許して降板した。

持ち味のフォークが決まらず、直球主体の配球でカーブを効果的に使って粘りの投球を見せていた。「今日は立ち上がりの状態はあまり良くなかったが、徐々に自分のテンポで粘り強く投げられていたが、5回のホームランは完全な失投だった。最低でも5回を投げ切るつもりだったので悔しいです」とコメントした。