東京6大学野球第5週第2日、19日の見どころを紹介する。第1試合は午前11時開始。

【第1試合 慶大-明大】

慶大は、1回戦は1-2の9回に敵失から1点を奪い、土壇場で同点に持ち込んだ。4勝1分けとし、早大(4勝2分け)とともに負けがない。チーム本塁打5本はリーグトップタイ。チーム打率2割7分8厘は同2位。1回戦は明大・入江の前に4安打2得点に抑えられたが、好調な打線で勝ちをつかみにいく。

慶大相手に勝ちを逃した明大だが、投打はかみ合っている。開幕週の早大戦こそ1敗1分けと苦しんだが、そこから立大、法大に4連勝。慶大1回戦も、エース入江大生投手(4年=作新学院)が2失点完投。打線は慶大・木沢から7回に2点を挙げ、勝利目前までいった。この勢いで、単独首位浮上を狙う。

【第2試合 立大-東大】

立大は東大1回戦で勝ちきれず、今季初勝利を逃した。ただ、登録メンバーに戻ったエース中川颯投手(4年=桐光学園)が9回1失点。復調気配を見せたのは好材料だ。逆に、これまで好調だった打線が東大の継投に苦戦し4安打だけ。もどかしさを打破したい。

2年ぶりの引き分けに沸いた東大は、主戦の井沢駿介投手(2年=札幌南)の先発が予想される。ここまで3試合に先発し、うち2試合でクオリティースタート(6回自責3以内)を達成。投手陣で一番安定しており、打線とかみあえば17年秋から続く53連敗のストップが見えてくる。