令和の怪物と「幕張ツインタワー」結成だ。ロッテからドラフト4位で指名された星槎道都大・河村説人(ときと)投手(23)が29日、同大で指名あいさつを受けた。身長192センチの最速150キロ右腕。このまま入団が決まれば、昨年のドラフト1位の佐々木朗と並んでチーム日本人最長身となる。「(チームで)一番大きいということなので、それに見合うような活躍をしたい」と誓った。

球速アップのために、4歳下の豪腕からも学ぶつもりだ。「体の使い方など、自分よりも優れていると思う。話を聞いてみたい」。当面は5キロ増を目指す中で、最速163キロ右腕の存在は生きた教材となる。

指名あいさつに訪れた永野プロ・アマスカウト部長が期待する将来像は「短いイニングだったら、すぐ使えると思う。でも、あの上背と(決め球の)フォーク。マリンで躍動するには先発がいい」。本人も先発志望で、佐々木朗とともに先発ローテを組めれば、脅威のコンビとなりそうだ。

まずは体重87キロと線が細い肉体強化がメーンとなりそうだが、河村が目標に掲げたのは「日本代表に野球人生でなったことがない。1つのモチベーションにしたい」。大学では候補止まりだった侍ジャパン入りというビッグな夢を携え、プロ入りの準備を進めていく。【木下大輔】