現役引退を表明した西武高橋朋投手が4日、本拠地最終戦となった日本ハム戦(メットライフドーム)の試合後に引退セレモニーに臨んだ。来季からは球団のアカデミーのコーチに就任することを明かした。

 

◆以下スピーチ全文

 

8年間というプロ野球選手としては短い野球人生でしたけど、すごく幸せな野球人生を送れました。本当に悔いなく引退することを決意しました。

また、こんな自分に対して、このような場所を設けていただいた、球団関係者、スタッフの方々、本当にありがとうございます。

8年間でも本当に自分は恵まれていたと思います。尊敬できる先輩、仲のいい後輩、そして何より短い期間でしたが3軍選手としてこのリハビリを乗り越えられたのは3軍のくそ生意気な後輩たちのおかげで、楽しく野球ができました。本当にありがとうございます。

同期、同級生、本当に楽しかったです。こんな自分に一生懸命に治療してくれたトレーナーだったり、病院の先生、名前を出したら数え切れません。本当にありがとうございました。このリハビリ期間、ずっとわがままを言ってそれでも支えてくれた妻。投げることができなかったけど、ずっと元気でいてくれる子どもたち、本当にありがとうございます。

最後にファンのみなさん、復帰できなかったけど、会うたびに声をかけてくれたり、復帰をまっていてくれたり、本当にありがとうございます。そして、申し訳ありませんでした。

8年間、ありがとうございます。

本当の最後です。引退して、来年からアカデミーのコーチになることになりました。球団に残していただけるということを本当に感謝して、自分がこれまで経験したケガだったり、キャリアだったり、そういうことを子どもたちに教えて行けたらなとおもいます。

皆さんのお子さんで野球をやるという子がいたら、是非、ライオンズアカデミーにお越し下さい。よろしくお願いします。