12球団の今オフ獲得選手一覧。金額は推定。

プロ野球12球団 戦力外、退団、引退選手など一覧

新庄氏ら56人が参加/2020合同トライアウト詳細


楽天

田中将大投手(32=元ヤンキース)

8年ぶりの復帰。2年契約で年俸9億円+出来高。巨人菅野の8億円を上回り、日本球界最高となる。背番号は18

ルスネイ・カスティーヨ外野手(33=元レッドソックス)

年俸65万ドル(約6830万円)、背番号12。キューバ出身。175センチ、93キロの右投げ右打ちの外野手。13年12月に亡命。同年にレッドソックスと7年総額7250万ドル(約76億1000万円)の大型契約を結んだ。同年にメジャーデビュー。3年間で99試合に出場し打率2割6分2厘、7本塁打、35打点、7盗塁を記録。16年を最後にメジャーでの出場はない。マイナーでは3A通算467試合で打率2割9分3厘、42本塁打。217打点。昨年10月にFAとなり、11月からメキシコでのウインターリーグに参加

ブランドン・ディクソン内野手(28=タイガース)

1年契約で年俸1億500万円。内外野を守れるユーティリテー。19年にタイガースで15本塁打

◆ブランドン・ディクソン 1992年1月29日、米国カリフォルニア州ラホヤ生まれ。アリゾナ大から13年ドラフト3巡目でドジャース入団。16年レッズに移籍し、18年メジャーデビュー。19年からタイガースでプレーし、メジャー通算196試合、119安打、20本塁打、64打点、打率2割2分8厘。主に一塁、外野を守るが、投手として通算4試合の登板経験あり。188センチ、97キロ。右投げ右打ち

アダム・コンリー投手(30=前マーリンズ)

1年契約で年俸7350万円。メジャー通算25勝左腕。190センチの長身から150キロ超の速球を投げ込む。救援として期待

◆アダム・コンリー 1990年5月24日、米国ワシントン州レドモンド生まれ。ドラフトでは2度指名され、11年にワシントン州立大からマーリンズに2巡目で指名されて入団。15年メジャーデビュー。18年からリリーフに回ると、19年はチーム最多の60試合に登板。メジャー通算174試合、25勝30敗5セーブ、防御率4・82。190センチ、94キロ。左投げ左打ち


巨人

ジャスティン・スモーク内野手(34=前ジャイアンツ)

背番号10。左投げ両打ちで、メジャー通算196本塁打、打率2割2分9厘、570打点。昨季はブルワーズとジャイアンツに所属し、打率1割7分6厘、5本塁打、15打点

◆ジャスティン・スモーク 1986年12月5日、サウスカロライナ州生まれ。08年にサウスカロライナ大からドラフト1巡目全体11位でレンジャーズに入団し、10年4月23日にメジャーデビュー。マリナーズ、ブルージェイズで活躍し、ブ軍に所属した17年に唯一の球宴選出、自己ベストの38本塁打、90打点をマーク。今季はブルワーズと契約し、8月13日のカブス戦でダルビッシュのノーヒッターを7回1死で阻止するソロ本塁打を放ったが、9月に戦力外となりジャイアンツに移籍した。メジャー通算打率2割2分9厘、196本塁打、570打点。193センチ、99キロ、左投げ両打ち

2019年、ブルージェイズ時代のジャスティン・スモーク
2019年、ブルージェイズ時代のジャスティン・スモーク

エリック・テームズ内野手(34=前ナショナルズ)

1年契約で年俸1億2600万円。背番号44。

左打ちのテームズは韓国では15年に47本塁打、40盗塁を達成。3年連続で打率3割以上、35本塁打以上をクリアし、通算124本塁打をマークした。17年のメジャー復帰後は3年連続で2ケタ本塁打を放つなどメジャー通算96本塁打の長距離砲。守備も一塁と外野をこなせる

◆エリック・テームズ 1986年11月10日、カリフォルニア州生まれ。08年にペパーダイン大からドラフト7巡目でブルージェイズに入団し、11年5月18日に同球団でメジャーデビュー。1年目に12本塁打を放つも2年目の12年以降は伸び悩み、14年に韓国プロ野球(KBO)NCに移籍して長打力を開花させた。15年には47本塁打、40盗塁でKBO史上初の「40・40」を達成。また同年にKBO史上初となる2度のサイクル安打達成。17年にブルワーズでメジャー復帰を果たし、今季はナショナルズで一塁とDHで41試合に出場、打率2割3厘、3本塁打、12打点だった。180センチ、106キロ、右投げ左打ち

梶谷隆幸外野手(32=前DeNA)

FAで獲得。4年総額8億円規模、背番号13

井納翔一投手(34=前DeNA)

FAで獲得。2年総額2億円規模、背番号21

巨人の入団会見で原監督と笑顔を見せる背番号「21」の井納と背番号「13」梶谷(2020年12月14日)
巨人の入団会見で原監督と笑顔を見せる背番号「21」の井納と背番号「13」梶谷(2020年12月14日)

ソフトバンク

ニック・マルティネス投手(30=前日本ハム)

コリン・レイ投手(30=前カブス)

背番号26。昨季はカブスで9試合に登板。16年オフにトミー・ジョン手術を受けた196センチの長身右腕は18年に復帰し、19年には3Aで14勝を挙げている。メジャー通算は35試合で8勝8敗、防御率4・79

アンディ・ロドリゲス投手(22=キューバリーグ)

育成契約で背番号140。150キロ超の速球が武器の右腕で、19年プレミア12にもキューバ代表として出場


西武

マット・ダーモディー投手(30=前カブス)

年俸6000万円、背番号98。先発として期待の左腕。

◆マット・ダーモディー 1990年7月4日、米アイオワ州生まれ。ドラフトを2度拒否後、アイオワ州立大から13年ドラフト28巡目(全体835位)でブルージェイズ入団。16年9月に初昇格。18年5月にトミー・ジョン手術。19年オフのFA後に米独立リーグでプレーし、20年8月にカブスと契約。メジャー通算29試合で2勝0敗、防御率5・13。196センチ86キロ。左投げ右打ち

吉川光夫投手(32=前日本ハム)

金銭トレードで獲得。推定年俸3000万円の1年契約。背番号は43

入団会見後、渡辺GM(左)と写真に納まる西武吉川(撮影・鈴木正人)
入団会見後、渡辺GM(左)と写真に納まる西武吉川(撮影・鈴木正人)

日本ハム

ロビー・アーリン投手(30=前ブレーブス)

1年契約で年俸8000万円プラス出来高払い。米国出身の左腕は制球力に定評があり、140キロ台中盤の直球にカーブやチェンジアップを交えた投球術で勝負するタイプ。メジャー通算115試合(先発43試合)で13勝20敗、防御率4・85。先発ローテーションの一角として期待

◆ロビー・アーリン 1990年10月8日、米国カリフォルニア州出身。米スコッツバレー高から、09年ドラフト3巡目でレンジャーズ入団。13年にパドレスでメジャーデビュー。今季はパイレーツで2試合登板後、8月にウエーバー公示されてブレーブスへ移籍。メジャー通算は115試合、13勝20敗、防御率4・85。マイナー成績は通算134試合、33勝21敗、防御率3・97。183センチ、86キロ。左投げ右打ち

パドレス在籍時のロビー・アーリン(2018年8月15日撮影)
パドレス在籍時のロビー・アーリン(2018年8月15日撮影)

ロニー・ロドリゲス内野手(28=ブルワーズ)

ドミニカ共和国出身。18年に米タイガースでメジャーデビュー。メジャー通算146試合出場で19本塁打、63打点。右投げ右打ちで主に二遊間を守る。15年プレミア12ではドミニカ共和国の代表として出場し、グループリーグで対戦した侍ジャパン戦でヤクルト小川から本塁打を放った。オフシーズンにはラッパーとしても活動し、17年オフには自らの楽曲を発表している異色の経歴も持つ


オリックス

平野佳寿投手(36=前マリナーズ)

4年ぶりの古巣復帰。年俸1億5000万円+出来高の単年契約。背番号16

オリックス入団会見を行い笑顔で記者の質問に答える平野(撮影・前岡正明)
オリックス入団会見を行い笑顔で記者の質問に答える平野(撮影・前岡正明)

ステフェン・ロメロ外野手(32=前楽天)

1年で復帰。単年契約で年俸1億3000万円+出来高。背番号「69」

能見篤史投手(41=前阪神)

選手兼任コーチとして獲得。単年契約で年俸は3500万円、背番号は26

大阪・舞洲の球団施設で入団会見に臨む、オリックス能見投手兼任コーチ(代表撮影)
大阪・舞洲の球団施設で入団会見に臨む、オリックス能見投手兼任コーチ(代表撮影)

田城飛翔外野手(21=前ソフトバンク育成)

合同トライアウトを経て育成契約。年俸300万円、背番号127


ロッテ

アデイニー・エチェバリア内野手(31)

キューバ出身の右打者で、大リーグではブルージェイズ、マーリンズなどでプレー。通算922試合に出場し通算打率2割5分3厘、37本塁打をマーク


阪神

メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国KT)

推定年俸は250万ドル(約2億6250万円)の2年契約とみられる。背番号は「24」、登録名は「ロハスJr.」。ドミニカ共和国出身のスイッチヒッターは今季、47本塁打、135打点で韓国リーグ2冠を獲得。メジャー経験はないが、17年シーズンの途中にKTへ移籍すると18年に43本塁打をマーク。今季の打率も3割4分9厘を残し、4年連続で3割以上を記録した

◆メル・ロハス・ジュニア 1990年5月24日、米インディアナ州生まれ。10年ドラフト3巡目でパイレーツと契約。16年5月ブレーブス移籍。17年WBCドミニカ共和国代表。17年韓国プロ野球入り。今季本塁打と打点の2冠に加えMVPにも輝いた。父メル・ロハスはエクスポズ(現ナショナルズ)などで通算34勝を挙げた投手。大叔父はエクスポズなどで監督を務めたフェリペ・アルー。188センチ、102キロ。右投げ両打ち

ラウル・アルカンタラ投手(28=韓国斗山)

年俸200万ドル(約2億1000万円)の2年契約とみられる。背番号は44

◆ラウル・アルカンタラ 1992年12月4日生まれ、ドミニカ共和国バラホナ出身。16年9月にアスレチックスでメジャー初登板。メジャーでは通算13試合で2勝。19年からは韓国球界で2年間プレーし、58試合で31勝の活躍。今季はゴールデングラブ賞(日本のベストナインに該当)を受賞した。193センチ、100キロ。右投げ右打ち

阪神と契約合意したアルカンタラはNPB球を手に笑顔を見せる(球団提供)
阪神と契約合意したアルカンタラはNPB球を手に笑顔を見せる(球団提供)

チェン・ウェイン投手(35=前ロッテ)

推定年俸は200万ドル(約2億1000万円)で、2年契約とみられる。背番号14

加治屋蓮投手(29=前ソフトバンク)

年俸2000万円、背番号54

鈴木翔太投手(25=前中日)

育成契約。年俸500万円、背番号123

山本泰寛内野手(27=前巨人)

金銭トレードで獲得。背番号「00」。年俸1800万円

「ジャイアンツにいたときから(阪神に)負けたくないなという気持ちでやってましたけど、今度は逆の立場。ジャイアンツに負けないぞっていう気持ちで今度はやれると思う。その辺に関してはすごく楽しみではあります」

入団会見を行った山本はバットを手にポーズを決める(撮影・加藤哉)
入団会見を行った山本はバットを手にポーズを決める(撮影・加藤哉)

中日

福留孝介外野手(43=前阪神)

14年ぶりの古巣復帰。背番号9。1年契約で年俸3000万円

14年ぶりに中日ドラゴンズに復帰し明るい表情でポーズを決める福留孝介(撮影・森本幸一)
14年ぶりに中日ドラゴンズに復帰し明るい表情でポーズを決める福留孝介(撮影・森本幸一)

山下斐紹捕手(28=前楽天)

育成契約。年俸600万円。背番号209

中日ドラゴンズと育成契約を結び入団会見を行った山下斐紹(撮影・森本幸一)
中日ドラゴンズと育成契約を結び入団会見を行った山下斐紹(撮影・森本幸一)

マイク・ガーバー外野手(28=ロッキーズ)

左打ちの中距離打者で球団は中軸を期待。パウエル巡回コーチの推薦で獲得を決めた。3Aでは18年から2年で39本塁打、117打点をマーク

ランディ・ロサリオ投手(26=ロイヤルズ)

最速156キロ左腕。ドミニカ共和国出身。今季は4試合に登板し、メジャー通算69試合で6勝1敗1セーブ、防御率5・00の成績を残しており、中継ぎとして期待

ルーク・ワカマツ内野手(24=インディアンス傘下マイナー)

育成契約。年俸300万円、背番号210。元マリナーズ監督で現レンジャーズのドン・ワカマツ・コーチの次男


DeNA

フェルナンド・ロメロ投手(26=前ツインズ)

年俸7500万円。ドミニカ共和国出身。11年にツインズと契約し、18年にMLB公式サイトの有望株特集で全体68位に入った逸材。速球の平均球速は97マイル(約156キロ)に達する。メジャーデビューした18年は11試合に先発し3勝3敗、防御率4・69。19年はリリーフに転向し、0勝1敗、防御率7・07だった。2年間で69回3分の2を投げ63奪三振。今季はビザが発給されず、米国でプレーすることができず

田中俊太内野手(27=前巨人)

梶谷のFA人的補償

風張蓮投手(27=前ヤクルト)

合同トライアウトで好投。年俸1200万円、背番号未定。

スターリン・コルデロ投手(22=パドレス傘下マイナー)

育成契約。1年契約で年俸370万円。背番号は未定。ドミニカ共和国出身の201センチ、100キロの大型右腕。メジャー登板はなく、マイナー通算5年で80試合8勝6敗5セーブ、防御率4・67

ケビン・シャッケルフォード投手(31=元レッズ傘下マイナー)

育成契約。1989年4月7日、米国ノースカロライナ州生まれ。プロビデンス高-マーシャル大。2010年ドラフト21巡目(全体639位)でブルワーズ入団。14年レッズ移籍。17年にメジャーデビューし、26試合で0勝0敗、防御率4・70。30回2/3を投げて38奪三振。一方で被本塁打6。18年は5試合0勝1敗、防御率7・88。メジャー通算31試合で0勝1敗、防御率5・35。通算38回2/3で45奪三振。三振奪取率は10・5。18年6月にレッズを自由契約になり、その後は登板なし。マイナー通算は264試合で18勝27敗42セーブ、防御率3・48。439回2/3で313奪三振。196センチ、95キロ。右投げ右打ち


広島

カイル・バード投手(27=レンジャーズ)

契約金1040万円、年俸4160万円。身長190センチ、99キロの長身左腕は14年にレイズに入団。レイズ傘下を経て、19年にレンジャーズに移籍。同年にメジャーデビューを果たし、通算12試合で0勝0敗、1セーブ、防御率7・82。マイナー通算214試合に登板し、20勝8敗、23セーブ、防御率2・66

ドビーダス・ネバラスカス投手(27=パイレーツ)

リトアニア出身で、09年にリトアニア出身初のMLB選手としてピッツバーグ・パイレーツに入団。17年にリトアニア史上初のメジャーリーガーとなった。身長190センチ、体重102キロ。右投げ右打ち。契約金2750万円、年俸6875万円

ケビン・クロン内野手(27=ダイヤモンドバックス)

昨季3A82試合でリーグ最多の38本塁打を記録。14年ドラフトでダイヤモンドバックスに入団。195センチ、115キロ、右投げ右打ちの大砲。契約金3300万円、年俸8800万円


ヤクルト

宮台康平投手(25=前日本ハム)

合同トライアウトで好投。年俸600万円、背番号68

ヤクルトへの入団会見後、自己紹介をつば九郎風にスケッチブックに記す宮台(代表撮影)
ヤクルトへの入団会見後、自己紹介をつば九郎風にスケッチブックに記す宮台(代表撮影)

近藤弘樹投手(25=前楽天)

育成契約。年俸450万円、背番号012

小沢怜史投手(22=前ソフトバンク)

育成契約。年俸400万円、背番号014

内川聖一内野手(38=前ソフトバンク)

1年契約で年俸5000万円。背番号7

サイ・スニード投手(28=アストロズ)

1年契約で、80万ドル(約8400万円)プラス出来高。背番号は54。平均球速が約150キロのカットボールとフォーシームを主体とする193センチ、97キロの大型右腕で、最速は155キロ。19年にアストロズでメジャーデビューし、今季は18試合に登板して0勝3敗、防御率5・71、17回1/3を投げて12四球21奪三振。登録名は「サイスニード」

ホセ・オスナ内野手(27=パイレーツ)

1年契約で推定年俸80万ドル(約8400万円)プラス出来高。背番号は未定。 19年シーズンに95試合に出場し打率2割6分4厘、10本塁打をマーク。一塁と三塁を守ることができる。奥村編成部国際担当部長は「うちは三塁手がずっと決まっていない中で、彼は三塁手として見ています。柔らかいので、日本に対応してくれると思っています。広角にも打てる。ファーストもできる、外野もできるオプションもあります。パイレーツからも『彼は非常にいい選手だから活躍すると思うよ』と言ってくれました」

ドミンゴ・サンタナ外野手(28=インディアンス)

1年契約で、年俸は100万ドル(約1億500万円)プラス出来高。背番号は「25」。ドミニカ共和国出身で196センチ、105キロで、右投げ右打ち。17年に30本塁打をマークし、19年にも21本塁打を放っており、通算77発の長距離砲

マリナーズ時代のサンタナ(2019年3月28日撮影・菅敏)
マリナーズ時代のサンタナ(2019年3月28日撮影・菅敏)