巨人育成9位の筑波大・奈良木陸投手(22)が28日、茨城・つくば市のホテルで、支度金300万円、年俸400万円(金額は推定)で仮契約した。背番号は「リリーフタイプで、大竹寛に似ているところがあるので」という理由で「017」に決まった。「17番という番号はピッチャーとして素晴らしい番号。0を取って17番かは分からないですけど、早く2桁が付けられるようにやっていこうと思います」と意気込んだ。

元々数学が得意だったという右腕は、数字に興味がありデータを研究。回転数や回転効率、回転軸などを意識して直球を磨いた。「引き続き探求して、打たれない真っすぐを投げたいなと思います」と話した。

榑松スカウト部次長は「非常に支配下に近いところにある実力の選手ですので、1年目から1軍で1試合でも多く投げてくれるんじゃないかという期待もある。入り方は育成ですけど、1年目から1軍でという思いは強いですね」とコメント。奈良木は「1日でも早く1軍で投げたいですし、そこからは1日でも長く活躍できるようにという気持ちでいます」と力を込めた。